香害・化学物質過敏症の医療機関・研究者の方へ

一度、良くなって日常生活に戻れても新たに再発し、同じような経過をたどり仕事も生活も失う事を何度も繰り返して来ました。

私の場合は下記の順番でしたが、どのパターンも密室で数秒間~30分、強く暴露したあとに、何度も繰り返し少量の感作により 急激に悪化して行きました。

  1. 接着剤
  2. 除草剤
  3. 煙草
  4. アロマ

また、日常的に多くある成分は(煙草・アロマ系)は、感作が頻繁で意識障害が強く出ました。

「一番強く暴露しているもの」=「一番強い症状が出る」

最初の接着剤のときは、建物の入口に入る手前から強く反応が出ていましたが、洗濯洗剤などの香料が入ったものを通常の1/3程度の使用量で、使うことが出来ていました。

当然、衣類の香料は消えることはなく、身の回りで充満をしていましたが、その事で症状が出ている認識はありませんでした。

2004年に接着剤で暴露した当時は、数年後に天然アロマで新たな暴露が起る事や洗濯洗剤系や他のものに反応する事が予測できませんでした。すべての症状の原因は接着剤であると考えていました。

今、思えば当初から洗濯洗剤なども排除していれば、天然アロマで暴露した時に悪化せずに済んだのではないかと考えています。

現在は、以前より反応を起こす建物は減っています。

詳細な記録をとっていると、「一番強く暴露しているもの=一番強い症状が出る」ということがわかります。

アンモニア水

「2015年11月11日より主治医の提案により、初めての被験者として市販されているアンモニア水(気付け)のテストを開始」し、現在でも安定してアンモニア水(気付け)で意識障害のコントロールが出来ています。

【使用方法】 箱ラベルの用法用量通りに軽く嗅いでいます。

  •  悪化の予防に月2回程度、環境が悪化している場合は1日1回、毎日使用をしています。
  • 環境に暴露されていない時に吸入しても、強い刺激臭を感じない事があります。
  • もともとアンモニア水は揮発性のため、容器内の容量が減って来た頃には、刺激臭が感じにくくなっていることも多いのですが、そのような時は手に数滴垂らして吸入しています。

(アンモニア水は虫刺され、虫刺されによるかゆみの治療薬なので手に垂らしても大丈夫です。)

吸入当初|効果の大きさに心が躍る思い

日常的な暴露と感作によって引き起こされる症状と混ぜ合わってしまうので、特定はできませんが、当初の吸入直後に下記の傾向がありました。

 ○ すぐに意識障害から抜け出し、別ステージにスイッチするが他の暴露と同様に化学物質過敏症特有な症状が出る。
 ○ 吸入後しばらく気分が高揚しテンションが高くなったり、独り言が多くなったりする。

その後|安定した意識障害のコントロール

■アンモニア水(気付け)を使う事によって、感作した際の症状が明確になり記録がつけやすくなりました。

アンモニア水を1年~2年間継続をして来た人なら、意識障害に惑わされずにどんな症状がどのように出るのかデータが取れるのではないかと思います。

もし、どなたか医療関係者、研究者の方がデータを取る機会があればぜひお手伝いをさせてください。