今のところ、香害被害を受けている人が、どのタイミングでどうような症状や意識障害がどの程度出ているかは本人もわからない上に調べる方法がない。
香害被害を受けている人や化学物質過敏症患者の意思確認を取ること自体が非常に困難なのが現状。
しかし、本当は香害被害を受けている人や化学物質過敏症の立場に立てば方法はある。
ヒントとしては、感作されている状態とされていない状態がある事。
必ず文章で行う
1)質問したい内容の要点をまとめる
余分な会話や仮説は香害被害を受けている人や化学物質過敏症の人を混乱させて、苦しめ、拒絶させてしまうので注意。
下記の順番で内容を精査し十分に言葉に注意して、簡潔でわかりやすい文章を作成する。
- 質問の内容
- どうしてその質問が必要なのか?
- 聞いた答えでどんな事が起るのか?
- 回答(選択肢か自由記入欄)
2)回答は文章で
香害被害を受けた人や化学物質過敏症患者は特有の難解な文章を書く。
文字も筆跡鑑定ができないほどばらつくのが当たり前なので、○×などの選択肢があると良い。
同時に自由記入欄で「どうしたいのか?」という質問も投げかける。
回答が難解な場合は質問を変えて聞きなおすか、うまく相手に伝わっていないと考えた方が良い。
3)回答に期限を設けてはならない。
香害被害を受けている人や化学過敏症患者が感作されていない時に確認をして判断するために、決して期限を設けて焦らせてはいけない。急がせても答えは出ないし、返ってトラブルの元である。
(私もこのサイトは、10年以上書き留めたものを少しずつ、ひとつひとつ確認しながら、真夜中の誰も活動していない数時間に窓を全開にして作業をしている)
どうしても期限が必要な場合で回答が返ってこない状況に陥っているのは本人に落ち度がある訳ではない。環境のせいである。
その事を無視して行えば、香害被害者を受けている人や化学物質過敏症患者の人にとって、ひどい苦痛であり精神的暴力であると強く感じるので決してやっていけない。