最悪であればあるほど、相手を傷つけないために、じっと我慢をしてしまう日本人気質。
昔から 悪いことは
「雄のいわざる」「雄のきかざる」「雄のみざる」と言わる3猿は有名です。
日本のゆかしい文化でもありますが、この臭いに関しては、今、問題がない人も、忍耐や我慢は禁物です。香り・臭いに耐えても大きな代償を払うのは臭いの原因の人・施設・企業ではなく、我慢をしているあなたなのです。
化学物質過敏症になる前は
どんなにタバコが気持ち悪くても、元夫に強制的に吸わされても、アロマが臭くても、我慢していました。
ひどい臭いであればあるほど、「あなたの臭いで気持ち悪くなった」という言葉が、相手を否定してしまう事を恐れ、隣を離れることもできませんでした。
それどころか「大丈夫、大丈夫」って笑顔で言ってしまう…。
病気になってさえ、耐えられなくなって相手から離れる時も申し訳なくて、心苦しいものです。
そうなのです。人のせいでなく、それを我慢してしまう幼い頃から刷り込まれた文化が原因なのです。
頭ごなしに全否定するつもりはありません。
香りを個人で楽しんでいた時代もあったはずです。
使い方によっては、異性をとても魅力的に見せ、企業イメージも評価されます。
現在の香りの使い方は、一部の人の利益になっても、多くの人の不利益になっているのではないでしょうか?
我慢をしたために、家を追われ、多額のお金はかかる、職を失う、食事も作れない、大切な人も失う…。それでは割が合わないと思います。遠慮なく、臭いのきつい場所や人から逃げるべきだし、記録を取る事だと思います。
社内や店舗内で香りを炊いていて仕事だからと我慢して、すべてを失うなんて、馬鹿げている。
住まいや生活、大切な人が失われない方がいいに決まっています。
公共の場所や不特定多数の人が集まる場所で、臭いに悩まされない方がいいに決まっています。
自分や家族の身は自分達で守らないと誰も守ってはくれません。
ひとりでも多くの人が正直に「この臭いが苦手です」と我慢せずに声を出し、どこで暴露したか明確にするとがとても大切です。