初めての受診では

通院途中や待合室だけでなく、医療関係者でも平気で喫煙し化粧を厚く、香水・アロマや柔軟剤を使う人もいます。

一見、配慮が欠けると思われるその人たちを排除することは難しい事です。なぜなら企業が販売している製品をただ使用しているだけで彼らには何も問題がありません。

医療関係者に化学物質過敏症の患者が多いと言われているように、院内で 暴露・感作されて、意識レベルが落ちる場合もあるので 十分に注意が必要です。

院内に入るのが困難であれば、諦めずに院外から電話で連絡して病院で対応してもらいましょう。

そこで対応してくれない医療機関は受け皿がないと考えて他を探す事が肝要です。

医師の診断を補助するのは患者

また、喫煙・洗剤・接着剤・建築資材(家具)・アロマ・消臭剤・香水・柔軟剤・除草剤など日常的にどのジャンルの香害に非常に多くさらされているか通院だけで、医師に判断を求める事は非常に困難だと認識しなければなりません。

医師に症状を伝え的確な判断が出来るように、普段、どんな症状が強いのか、現在、気になっていることなど、事前に伝えたいことを箇条書きにしてA4用紙1枚くらいにまとめて、記録と一緒に医師に渡すと良いでしょう。

と簡単に言っても香害被害を受けた人や化学物質過敏症の患者にとっては非常に大変な事で苦痛を伴います。

でも、その小さな積み重ねの努力が病気を乗り越える力となります。

香害・化学過敏症の記録用紙

※アンモニア水を使うときは、医師にお願いして血液中のアンモニア濃度を調べてもらうと安心です。