化学物質過敏症の特有な症状
- 頭痛
- 頭の圧迫感
- 頭部が一杯に詰まった感じ
- 眼の刺激(やける感じ・しみる感じ)
- 息切れ
- 咳
- 鼻汁がのどの奥の方へ流れる感じ
- 喉の痛み
- 動悸
- 胸の不安感
- お腹の痛み
- 胃けいれん
- 膨満感
- 吐き気
- 下痢
- 便秘
- 発疹
- じんましん
- アトピー
- 皮膚の乾燥
- 筋肉
- 関節の痛み
- けいれん
- こわばり
- 力が抜ける
- めまい
- 立ちくらみ
- 目のピントが合わない
- 緊張しすぎ
- あがりやすい
- 刺激されやすい
- うつ
- 泣きたくなったり激情的になったりする
- 以前興味があったものに興味が持てないなどの気分の変調
- 集中力
- 記憶力
- 決断力の低下
- 無気力なども含めた思考力の低下
などの特有な症状があります。24時間・365日、環境によって交互に症状に襲われます。
触れる事が出来なものができ、目に見えないものに、恐怖を味わいます。
外出すれば、歩きタバコ、柔軟剤、アロマなどありとあらゆる場所で使われ、近年は臭いに関して無法地帯になっている現代で、誰にも理解されぬまま、たった一人で戦うのです。
あなたなら、簡単にそれを受け入れ、じっと耐え、逃げずに生活ができますか?仕事ができますか?
たいがいの人は、自分の状態を把握する間もなく環境に振り回され、医師の言う言葉も耳に入らない。診察室内で、大声で怒鳴り散らす。そして悪化させて医師や周りの人のせいにして罵倒する。
あそこの治療は、無駄だったとか、お金だけとられたと、懸命に治療を行っている医師や医療機関の悪態をいくつも聞きました。
しかし、よく聞くと随分と状態は良くなっているのです。ただ、次から次へと感作するので、良くなっている事もわからなくなってしまっています。
そして、患者本人もわからぬまま感作されていない状態だと、嘘のように正常に戻ります。これが周囲の誤解を招く原因でもあります。
香害さえなければ、本人も周囲の人もこんな苦しい思いはしなくてもいいのです。
発症基準も不明瞭なこの病気を医師も周りの人も助けたいが、 感作により感情をコントロールしにくい状態は、周囲が驚き、敬遠されるような行動に走りやすく、本人が苦しいだけでなく孤立する状況に追い込まれます。
確かに生死に関わる病気ではありませんが、これでは仕事も生活も大切な人を失ってしまい社会生活が送れない、誰からも見放されてしまいます。
患者さんは少しでも自分の状態を把握して周囲に自分の病気や配慮して欲しいことを伝える努力が必要です。
そして、周囲の人は自分達のためにも環境を悪化せさない努力が必要です。