香害を受けた人が立証する「からだ」に影響する成分

香害被害を受けた人は、特殊な研ぎ澄まされた嗅覚と感性が備わっています。

確かに香害が気になる人、化学物質過敏症(CS)・多種化学物質過敏症(MCS)患者さんにしかわからない臭いがあります。

個人や環境、一番強く暴露しているものや症状によって差はありますが、

臭いに慣れることなく、その場を離れない限りひたすら我慢が必要です。

そして意識障害を起し、穴があいたように忘れるのではなく意識や感覚を失うのです。それも、暴露や感作された瞬間だけに訪れます。

曖昧な記憶、ブツ切れの意識です。全部わかったつもりでも、部分的に欠落するため、本人にも周囲にも、わかりにくいのが事実です。

見えないけれど人間の体に影響を及ばしている成分がそこに実在していることを証明してくれている人達です。

彼らを特別扱いして、彼らの必死の言葉を無視していいのでしょうか?笑い飛ばしていいのでしょうか?

同じ建物内の空気や建物周辺近所の外気は流れにのって漂ってきます。

自分だけ大丈夫ということは通用しません。

患者さんが嫌がる臭いすべて家族中が共有し、協力し神経を使うようにしなければなりません(職場も教育の現場でも同じです)