家族編|香害被害を受けた人の喫煙住宅は!

シックビルディング・シックハウスを経験した方は、住む家を探すのも大変だと言われていますが、同じように現在の住まいの見直しが一番重要です。
いくつかの選択肢はあります。

①喫煙住宅

すでに喫煙している住宅は三次喫煙(副流煙残留物)の危険があります。つまり毒薬の中に漬けられて生活しなければならないのと同じです。壁紙を張り替える方法もありますが、病状が悪化すると微量の残留でも影響が出ます。引越しを優先的に考えましょう。

環境はすぐに変化するので、賃貸がベスト

②喫煙住宅で引越しが困難な場合

◆少なくても部屋中のクリーニングや、リフォームで壁紙の張替えを考えましょう。そして住み続けるなら、スチームクリーナーなどを使って、定期的に室内のクリーニングを考えましょう。

※注意)輸入木材は殺虫剤・合板は接着材などの使用がありますので、注意しましょう。天然木は特に新しいとかなり強い異臭がします。樹木の種類によって刺激臭する場合があるので細心の注意をしましょう。

◆とにかく地球上にあるもの全て要注意です。自分には大丈夫なものがあっても、安全なものはないと考えた方が無難です。

◆外部環境も考え、室内で安全なところをつくる。壁紙、家具、衣類、印刷物など患者さんが反応するものを排除し、空気の流れを作って、臭いが溜まらないようにしましょう。

◆外気を洗浄して室内の空気もきれいにするという、細菌・ウィルス対応のルームエアコンなどがありますが、とにかく購入して使用してみないと、患者さんに合うかわかりません。機器もランニングコストも高額ですが、患者さんが臭を気にしなくなるまで、機器を買え変えなければなりません。

どれもこれも、治す為に行うのではなく、少しでも悪化しないようにするだけ。

それでも、患者さんの笑顔が戻るまで、不要なものを取り除き、必要なものを揃えていきます。多額の出費は当然ですが、あなたのやることは、とても沢山あります。