偏った情報が作り出すトラブルが多い
実際にいくつかの企業や工務店、自然食品の会社から、「治ります」「対応しています」「悪化しません」などのキャッチフレーズがついた商品の下記のような広告宣伝を依頼をされたことがある。
- 自社製品をプレゼントします。セミナーに参加して当社の製品を使用していると話してください。
- うちの商品を使えば、そんな病気はいっぺんで治ります。そのことを患者さんに伝えてください。もちろん利益は還元します。
- この健康食品はオーガニックで身体の中の毒を排出します。是非、私と一緒に多くの患者さんに普及しましょう。
その度に、交渉してきた相手に吠える
「化学物質過敏症の人の苦しみは尋常じゃない、臨床もせずに、身勝手で未熟で浅はかな思い込みで、私たち患者を実験台にすることも、あなたたちの餌にすることも絶対に許さない」 と、思わずきつい言葉が飛び出す。
知っている。相手は理解していないだけだ。
しかし、未熟で理解ができないのなら、なんでも許されるのか?
先日も、若い運動療法士の人が
「それは、典型的なヒステリー症状ですよ、それには私達の治療が効果ありますよ」と自信ありげに説明するので
「世界中でどんな病気か解明さえもされていないのに、数分話を聞いただけで解決できるなんてすごいね。きっとノーベル賞もらえるよ」とイヤミを言ってしまった。
仕方がないと思っていても、とほうもなくもうんざりしている。