香害|許しがたい暴力

当たり前のことだけど

自分が良いと思うものを人に薦めても、それを選択するのは、薦められた人の意思で判断して選ぶ。

でも、薦められた人が拒否しているのに、強引に押し付けたら、それは完全な暴力になる。

現代の社会的構図の問題点

精神的なものであっても、好みの問題であっても、結論は同じ。

「自分が楽しいから」・「自分が面白いから」・「自分が良い」と言う理由で

人が嫌がっても強制した人は完全な犯罪者である。

当然、強制した人が罰せられなければ、秩序のない無法地帯になるのに、

現在は、強制された方を「弱い者(問題がある)」という位置付けをして排除していく仕組みが大きな問題。

一見、極端な見方なような気がするが、社会でも学校でも現実はそうなっている。

だからいじめはどんどん陰湿になり、公にならない。

香害・喫煙の問題も同じである。

強制した方に問題がある|論点を集中させる

昔は、消臭目的で香りを使用してこなかった。

たとえば、お香だが、昔の住まいは現代のように気密性は高くないために、部屋で炊いても香りが部屋に留まることは少なかったはずだ。

着物に焚き染めたとしても、洗濯の代わりではなく特定の相手と親密になりたがうえに使用して来た。

身にまとう時も

好意を持つ相手の好きな香りを耳元や首筋に微かに身にまとい、相手が耳元や首筋に密着した時にわかる香りは、体臭と混じりあいお互いをさらに親密にさせた。

他人に迷惑をかけない、品のある使い方をしていたのでる。

香害は香りの使い方を、間違えたうえに、それを他人に強制してしまう一脱した暴力的な行為に発展している。

他人に迷惑をかけない最低限のマナーを守る事が個人が優先される時代だからこそ必要である。

「自分が良いと思う香り・臭い(嗜好)」を自分以外の人に強制する事が、暴力だと認識できる正常な感覚を持たないメーカーが実在する事に論点を集中させないといけない。